
 本学の三条地区でPFI事業による学生寄宿舎施設整備等事業【延べ床面積9,300 m2】が今年度からいよいよはじまり,平成18年度中の完成を目指しています。民間資金等を活用し,公共施設等の整備を行うPFIの導入により,事業コストの削減やより質の高いサービスなどが可能となります。
   新学生寄宿舎の基本コンセプトとして以下の6項目を構想しています。
  (1) 国際化をけん引できる人材の育成
   学部学生?大学院学生を含めた日本人学生と外国人留学生との日常的な交流を通して,自然な形で双方の国際感覚の研鑚と異文化の理解を深めます。
  (2) 独立した「いわゆる8LDK」ユニットの構成
   プライバシーが確保された8つの個室部分と1つの共同利用部分からなる独立したユニットで構成されます。アットホームな環境下のface to faceなコミュニケーションを通して,お互いの協調性?社交性を涵養します。
  (3) 安心?安全な生活環境
   男子学生と女子学生には個別のユニットを割り当て,ユニットごとに個別のセキュリティを設けます。さらに,生活形態の多様化及び入居者の利便性を考慮し,夜間?休日も含めたヘルプデスクなどを設け,安心?安全な住環境を提供します。
  (4) 質の高い生活環境
   ボストンバック1つで来寮(来仙)し,学部又は大学院での新生活がスタートできるようにします。また,共通部分の定期的な清掃や空調システムなどの整備を行い,快適な生活環境を提供します。
  (5) 入居者のニーズに応じたサービス
   基本的な設備の貸与以外に,入居者の要望に応じた,テレビ,パソコンなどの各種レンタル利用や,朝食のケータリングサービスなどを提供します。
  (6) 夏期休暇中の短期利用
   海外の学寮と同様に,夏季休暇中の空室をサマースクールや学会,国内外研究者の短期研修などの短期利用施設としても活用していきます。
新学生寄宿舎の定員416名の内訳を「表1 」に示します。
表1 (三条)新学生寄宿舎の定員予定
| タイプ(A:共用タイプ)(学部学生?短期利用者) | ||||
| 日本人(男) | 88名 | 留学生(男) | 40名 | 計 128名 | 
| 日本人(女) | 98名 | 留学生(男) | 30名 | 計 128名 | 
| タイプ(B:個室タイプ)(大学院学生) | ||||
| 日本人(男) | 72名 | 留学生(男) | 40名 | 計 112名 | 
| 日本人(女) | 28名 | 留学生(女) | 20名 | 計  48名 | 
| 計   286名 | 計   130名 | 計 416名 | ||
 学生支援課や留学生課にはこれまでに,女子学生,大学院学生並びに留学生などから学生寄宿舎及び国際交流会館への入居に関する要望が寄せられています。
   従って,新学生寄宿舎の建設はこのような要望に応えられるように定員内訳が検討されていますが,急増する上記学生の対応には既存学寮の入寮枠組みの抜本的な見直しや,設備の改修などを考慮していくことがこれから必要になると思われます。
   今後も,本学は学生寄宿舎を厚生?教育的施設として位置付けていくとともに学外からの研究者なども広く受け入れることができるような多目的な宿泊施設の整備にも取り組みたいと考えています。
   既存の本学学生寄宿舎及び国際交流会館などの定員を「表2 」に示しました。
表2 既存の学生寄宿舎及び国際交流会館などの定員
| ○学寮(学生寄宿舎) | 定 員 | 計 | 
| 松風寮 | 150名 | 654名 (女子64名) | 
| 明善寮 | 160名 | |
| 如春寮 | 64名 | |
| 以文寮 | 96名 | |
| 霽風寮 | 81名 | |
| 日就寮 | 103名 | |
| ○国際交流会館 | ||
| 本館(留学生) | 220名 | 278名 | 
| 本館(研究者) | 34名 | |
| 分館(研究者) | 24名 | |
| ○日本学生支援機構 | ||
| 仙台第一国際交流会館(三条) | 57名 | 136名 | 
| 仙台第二国際交流会館(東仙台) | 79名 | |
 学友会は,下の図のように,中央会,学部会,川内北部会を統合し一本化された組織に変わりました。
   また,文化部,体育部に所属していないサークルも,学内ルールに則って「学生団体結成?継続届」を提出して活動しているサークルについては,学友会の準加盟団体として支援を受けられることになりました。
   併せて,従来二段階になっていた職員の会費を一律とする等の会則の改正が行われています。 

 大学における課外活動は,学生諸君が学部や学年を超えて文化や体育など共通の関心事のもとに集い,互いに切磋琢磨して人間性を高めるものであり,学生生活において極めて意義深いものです。本学はこれを教育活動の一環としてとらえ,そのために必要な援助,便宜を与えています。ただし,これらの援助,便宜は各団体が,本学が認定する課外活動団体となり,ルールに則った活動を行うことで初めて享受し得るものです。
   本学は,この認定のために,学生団体に対して「学生団体,集会,掲示,印刷物配布等の内規」に則って,学生団体結成?継続届の提出を要請してきました。今年度は既に100を超える団体が正規の届けを提出しています。これらの団体は,今後,本学公認の学生団体として大学からの援助,便宜を受けて活動することができます。
   本学は,今後も学生団体への活動支援の適正化と拡大に向けて努力していく所存です。その一環として,このたび,この学生協だよりNo. 27に掲載のとおり,学友会会則が改められ,すべての公認学生団体が学友会から直接経済的援助を受けられる仕組みに整備されました(詳しくは,掲載の「学友会の概念図」をご覧ください)。また,近日中に,本学ホームページにおいて,従来の学友会所属クラブに加え,準加盟団体もその活動内容の紹介文を掲載することができるようになります。
   今年度「学生団体結成?継続届」を未提出の団体は,上記を含む様々な大学からの援助,便宜を全く受けることができなくなります。未提出の学生団体は「学生団体結成?継続届」を,川内北キャンパス管理棟2階の学生支援課学生係に至急提出してください。
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