総長業務功績賞は、職員の職務遂行意識の高揚並びに本学の業務改善及び効率化の推進を図ることを目的とした表彰です。
この表彰は事務部門と技術部門から成ります。事務部門は本学の事務その他の運営に関する職務において、本学のビジョン実現、業務改善、大学改革の推進等への顕著な貢献その他の業務上特に顕著な功績があった者について、技術部門は本学の研究を技術面から支援する職務において、研究成果の創出に係る顕著な貢献その他の業務上特に顕著な功績があった者について表彰の対象としています。
受賞者には3月18日に総長から賞状が授与されました。
受賞者及び受賞理由は以下のとおりです。
事務部門
■病院 病院総務課DX推進チーム
「病院総務課におけるDX推進による業務改革」
Google Workspace 及び Microsoft Office の機能を活用し、(1)兼業事務手続きのWebシステム化、(2)長時間労働医師の面接指導実施フロー確立を内製で実現することで、コストゼロで業務改革を成し遂げるとともに、医師を中心とした医療従事者の労働時間削減と適切な健康管理の実現に貢献した。
技術部門
■薬学研究科 生物?生命科学群植物施設管理グループ(薬用植物園)
「50年の技術と知見で支える薬用植物?絶滅危惧種の栽培管理」
豊かな自然環境を有する青葉山において、約1,200種の植物や多様な動物、昆虫が生息する生物多様性を維持しつつ、約400種の薬用植物の栽培?管理をしている。開園から50年の間に受け継がれた技術と知見を基盤に、「生きた標本」を提供し、絶滅危惧植物ムラサキの永続的?効率的な栽培手法を確立するなど貴重な薬用植物資源の保存と次世代への継承を支え、研究活動の基盤づくりに大きく貢献している。
■総合技術部 結晶方位解析勉強会メンバー
「部局横断による機能性材料の磁気的?力学的特性評価技術の高度化」
各々の技術を融合し、磁歪式振動発電材料であるFe-Ga単結晶の結晶方位解析と磁気的?力学的特性を多面的に評価して材料からデバイスへの適切な加工方法の知見蓄積に貢献した。さらに、結晶方位解析と力学的特性の評価方法の高度化によって、これまで困難だった単結晶試料内の残留応力を評価する新しい手法を確立した。
■多元物質科学研究所 技術専門職員 雁部 祥行
「リチウムイオン二次電池の3Dプリント製造技術開発支援」
蓄電デバイスの3Dプリント研究開発において必要不可欠な大気非暴露3Dプリント実験設備を構築した。イオン液体と支持体である酸化物ナノ粒子の組成最適化により3Dプリント可能な電解質インク材料を開発した。この成果を元に論文2件、学会発表5件、プレスリリース2件が行われ、研究成果創出に大きな貢献をした。
問い合わせ先
人事企画部人事労務課労務管理係
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