2020年 | プレスリリース?研究成果
東北大学と英国企業が小惑星探査ロボットの共同研究に合意
【発表のポイント】
- 東北大学 大学院工学研究科 航空宇宙工学専攻?宇宙ロボット研究室と英国Asteroid Mining Corporation Ltd (AMC)との間で、将来の小惑星資源探査のために宇宙探査ロボットに関する共同研究に向けた覚書に署名しました。
- この共同研究により、小惑星を対象とした宇宙資源と民間宇宙利用の新しい時代が開拓されることが期待できます。
【概要】
日本の「はやぶさ」「はやぶさ2」による科学探査に加えて、今後、資源開拓の観点からも小惑星探査の需要が高まっていくことが期待されています。
東北大学 大学院工学研究科 航空宇宙工学専攻?宇宙ロボット研究室 (Space Robotics Lab, SRL)は、英国Asteroid Mining Corporation Ltd (AMC)との間で、将来の小惑星資源探査のために宇宙探査ロボットに関する共同研究に向けた覚書に署名しました。
SRLとAMCは、これまでの研究開発の実績をベースとして、ロボット技術を活用した小惑星探査の共同研究を2021年より開始する方針です。この共同研究が宇宙資源と民間宇宙利用の新しい時代を開拓し、日本と英国との間に密接で永続的なつながりを形成することを目指しています。

図1.SRLにてこれまでに開発された探査ロボットの研究モデル。AMCとSRLとの共同研究では、これまでの研究成果をベースとして新しいプラットフォームであるSpace Capable Asteroid Robotic Explorers (SCAR-E) の開発を中心に行います。このプロジェクトでは新世代の歩行探査ロボットプラットフォームの実現を目指し、その成果は小惑星探査のグローバルスタンダードとなることが期待されます。
問い合わせ先
東北大学 大学院工学研究科 教授 吉田和哉
(〒980-8579 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉 6-6)
TEL:022-795-6992
Email:yoshida*astro.mech.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
<報道に関して>
東北大学 大学院工学研究科?工学部情報広報室
(〒980-8579 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉 6-6)
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Email:eng-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)