2018年 | プレスリリース?研究成果
東北大学学生 自然言語処理技術により推敲を支援する「Langsmith株式会社」を創業
【発表のポイント】
- 東北大学の学生が、自然言語処理技術を活用するベンチャー企業 (Langsmith株式会社) を設立
- 自然言語処理、ディープラーニングを使った文章推敲支援人工知能システムの開発
【概要】
東北大学大学院情報科学研究科 乾?鈴木研究室 修士課程1年の伊藤拓海と栗林樹生が、乾健太郎教授が技術顧問を務めているマシンラーニング?ソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:森山雅勝、以下MLS)の100%子会社として「Langsmith株式会社(URL:https://langsmith.co.jp/)」を創業しました。
人間が日常的に使っている言葉をコンピュータに処理をさせる自然言語処理の分野においてもディープラーニングの影響は大きなものがあります。一方で、自然言語処理を使ったサービスで、一般に認識されるものは多くはありません。Langsmithはここにチャレンジします。ディープラーニングによる最先端の自然言語処理技術を用いて、利用者が入力した簡単な文から、目的に応じた自然で分かり易い文章をコンピュータが作成するシステムを目指します。この技術を実現することで、人々の「どういう文章を書いたら良いのだろう?」という悩みを解決したいと考えています。
Langsmithは第一段として、アカデミック?ライティングに特化したシステム開発に取り組みます。論文執筆は研究者、大学生にとってもっとも重要な活動の1つです。研究者は自分の技術やアイデア、発見をわかりやすく伝えるために何度も推敲をして論文を執筆します。そういった研究者の活動をサポートします。
将来的には、対応するコミュニケーションの場面をビジネスやSNSなどにも広げることにより、言語を用いたコミュニケーションにおいて、なくてはならないツールの地位を確立することを目指します。また言語教育の場面でも、「書く力」を高めるツールとしての新たな価値を提供したいと考えています。

問い合わせ先
東北大学大学院情報科学研究科
乾?鈴木研究室
担当 伊藤拓海 / 栗林樹生
電話 022-795-7091
E-mail t-ito*ecei.tohoku.ac.jp / kuribayashi*ecei.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)